Amazon が、うわさの独自ゲームサービス Luna を発表しました。アマゾンの Luna は月額サブスクリプション制+クラウドストリーミング形式のゲームサービスです。
![](https://onolog.org/wp-content/uploads/2020/09/yu_luna1-1.jpg)
AmazonのAWSクラウド上でハイエンドなゲームを走らせ、結果を動画としてPCやMac、iPhone や iPad 、あるいは Fire TVスティックを接続したテレビにストリーミングすることで、専用ゲーム機やゲーミングPCを買う必要なく、Control など最新のゲーム数十種類が遊べます。
![](https://onolog.org/wp-content/uploads/2020/09/aa8b42e1-fe7a-11ea-bff9-15d6db04954e-1024x640.jpg)
これは Googleの「Stadia」 、Nvidiaの「GeForce Now」などの各社が力を入れるストリーミングゲームサービスです。Amazonならではの点は、傘下の最大手ゲーム動画配信サービス Twitch との連携しており、ゲーム動画配信を見て気に入ったら1クリックでそのまま遊べる仕組みを導入します。
![](https://onolog.org/wp-content/uploads/2020/09/aa8cf093-fe7a-11ea-9aeb-5592eeae5343-1024x640.jpg)
一般的なブラウザや市販のゲームコントローラで遊ぶことができ、専用ハードウェアが不要なことも利点ですが、クラウドゲームで課題となるレイテンシ(遅延)を改善するコントローラもオプションで用意します。
Luna コントローラはBluetoothなどで スマホやPC、Fire端末と直接接続するかわりに、コントローラ自体が WiFi 経由で直接アマゾンのクラウドに入力信号を届けることで、応答性を向上させる仕組みが採用されています。アマゾンによれば、専用コントローラを導入することで20から30msのレイテンシ削減が見込めるとのことです。
クラウドストリーミングゲームで重要なネットワーク帯域の要件は、フルHDで10Mbps、4Kで35Mbps以上の高速な回線が必要となりますので、有線ネットワークがあると安心です。
![](https://onolog.org/wp-content/uploads/2020/09/920c9780-fe7c-11ea-bcef-4e61d73dff11-1024x649.jpg)
サービスとしてはサブスクリプション制で、アーリーアクセス期間は月5.99ドルで利用できます。月額内のゲームは約50本です。このほか特定メーカーや特定ジャンルの「チャンネル」に追加でサブスクライブすることで、さらに多くのゲームが遊べます。
この追加チャンネルとしては現在 Ubisoft が発表されており、加入すればアサシンクリード最新作ヴァルハラなどを発売と同時に遊べるようになりますが、Ubisoftチャンネルの料金はまだ不明です。
![](https://onolog.org/wp-content/uploads/2020/09/aa8cf090-fe7a-11ea-b3ff-52fc725a2c34-1024x576.jpg)
また、モバイル対応が iPhone および iPad のみで、現在はまだ Android で遊べないことも発表されています。こちらのAndoroid対応については未発表のため、続報が待たれます。
![](https://onolog.org/wp-content/uploads/2020/09/aa8cf091-fe7a-11ea-9def-6fdcddaaf009-1024x577.jpg)