「皮膚に貼れるディスプレイ」(スキンディスプレイ)がフルカラー化!

東京大学と大日本印刷(DNP)は、皮膚に貼り付けられる薄型・伸縮自在の「スキンディスプレイ」をフルカラー化したと発表しました。スマートフォンとBluetoothで接続し、カラフルな画像などを離れた場所からディスプレイ上に送信、表示できるものです。

旧型のスキンディスプレイは、東大とDNPが2018年に発表されていましたが、当初は16×24個(384画素)のマイクロLEDチップを厚さ約1mmのゴムシートに埋め込む構造で、1色しか表示できませんでした。

利用者は、遠隔地にいる友人や同僚からハートマークや「いいね」マークを送ってもらい、肌の上に表示することが出来ます。東大とDNPは「遠隔コミュニケーションでの感情伝達を補う効果を期待している」とのことです。

連続稼働時間は約30~40分で、9000色以上の表現が可能。12×12個(144画素)のマイクロLEDチップを厚さ約2mmのゴムシートに等間隔で埋め込んでおり、ユーザーの皮膚の形状に合わせて貼り付けられます。130%の伸縮を約100万回行っても電極が壊れないため、使用範囲が大きく広がりました。

皮膚に張り付ける際は、医療用の粘着剤を使うため、ばんそうこうのような感覚で着け外しできる。マグカップやペットボトルにも貼り付けられるが、画素数が少ないため文字の表示は難しいとのことです。

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