楽天モバイルは2021年夏に人口カバー率は9割超へ!

楽天の三木谷浩史会長兼社長が、8月11日の決算説明会で、MNOサービス「楽天モバイル」の現状を説明しました。4月にスタートした「Rakuten UN-LIMIT」は、6月30日に申込件数が100万を突破しているが、「Rakuten Miniが売れすぎて在庫がなく、実際に納品されるまでに1~2カ月かかっているとのことです。

楽天モバイルエリアの全国対応は5年前倒しで進行中

好調の要因については「バックボーンの技術を完全仮想化していること」「基地局建設が進んでいること」「楽天グループのエコシステム」の上記3点が挙げられると発表しています。

この中でも特に強調しされていたのが、基地局建設でした。現在は2020年6月末時点で5739局の基地局が開設しており電波発射済みです。この他、「建設完了しているのは1万以上だけだが、NTT回線との接続を待っている基地局が非常に多い」とのことです。

楽天モバイルが総務省に提出した基地局の開設計画では、2026年3月末までに人口カバー率96%を目指すというものでしたが、2021年3月までに70%、2021年夏頃までには96%の人口カバー率を達成する見込みだと発表しています。つまり5年前倒しで計画を達成することになります。三木谷氏は説明会で「基地局ではご心配をお掛けしたが、爆発的なスピードで建築が進んでいる」と意気込んでいました。

5Gは計画より後ろ倒しに。料金プランは?

当初6月のサービス開始を予定していた5Gは、2020年9月末をめどに延期されました。楽天モバイルは、NECとSA(スタンドアロン)方式の5Gコアネットワークを共同開発することで合意しており、2021年からの導入を予定しています。

また、5Gの提供が遅れたのは「インドでコロナの感染が増えて、データセンターへのアクセスができなかったため」とのことです。

全国で楽天モバイルが自社回線で使えるようになるタイミングで、「第2弾のロケットを打ち上げていく」と予告しており、5Gの料金プラン含め今後の展開には注目です!

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