ASUSは、ゲーミングスマートフォンの新機種「ROG Phone 3」を発表しました。
ROG Phone 3は、スマートフォンで快適にゲームをプレイするためのハードウェアとソフトウェアに注力したゲーミングスマホです。価格は16GB+512GBが1099ユーロ(約13万6000円)、12GB+512GBが999ユーロ(約12万4000円)、Strix Editionの8GB+256GBが799ユーロ(約9万9000円)となっています。
最新モデルでは5Gに対応しており、プロセッサはQualcommのSnapdragon 865 plusを搭載しています。最大3.1GHz駆動まで引き上げられているため、Snapdragon 865と比べてCPU性能が最大10%向上しているとのことです。ASUSがAnTuTuベンチマークでテストをしたところ、ROG Phone 3は65万5306というスコアをたたき出し、「Galaxy S20 Ultra」の56万9945を上回ったと発表しています。
バックグラウンドの全てのメモリを一度解放し、メモリをゲームに割り当て、ゲームデータの処理性能を最適化する「Xモード」も継承しており、通知パネルからワンタッチで設定できるようになっています。またゲームごとにCPUの性能やタッチ感度などを調整することも出来ます。
背面のROGロゴが点灯する仕様も健在で、端末の起動時やゲームプレイ時などに点灯させたり、点灯色を変えることも出来ます。
冷却性能もアップデートされており、半透明になった背面中央部に装着されるヒートシンクは前モデルの6倍のサイズになっております。ベイパーチャンバー、熱伝導フィルム、アルミフレームの組み合わせで効率よく冷却することが出来ます。そして、ROG Phoneシリーズではおなじみの外付けクーラー「AeroActive Cooler」は、前世代から回転数が40%アップしています。
ディスプレーは、6.59型有機ELを採用し、144Hzのリフレッシュレートに対応しており、タッチサンプリングレートは270Hzになっています。さらに強調されているのがタッチパネルのレイテンシで、25msという数字は前モデルや現行の他社ハイエンドと比較して約半分であると発表しています。
バッテリーは容量6000mAhのものを内蔵しており、長寿命のバッテリーを使用しているため約25カ月間持続するとのことです。バッテリーの寿命を延せるよう、満充電の状態を80%か90%に設定したり、(就寝中など)設定した時間内で満充電にしたりすることもできます。充電速度も向上しており、45分で4510mAh分の充電も可能になっています。
ゲーム画面で横スワイプして表示できるフローティングウィンドウからSNSやブラウザなどの任意のアプリを起動して、ゲームを起動しながらSNSでチャットをしたり、ブラウザで攻略法を調べたりすることが出来ます。