Appleは5G対応の「iPhone 12」を発表。

Appleは、iOS搭載スマートフォンの新モデル「iPhone 12」を発表しました。iPhoneシリーズ初の5G対応機種となり、6.1インチの有機ELディスプレイやデュアルレンズカメラを搭載します。カラーバリエーションは5色で2019年に発売した「iPhone 11」の後継モデルにあたります。

本体サイズは71.5(幅)×146.7(奥行き)×7.4(高さ)mm、重さ162gで、6.1インチ(2532×1170ピクセル、460ppi)の有機ELディスプレイを搭載します。

ディスプレイサイズを維持しつつ、ディスプレイの外側(ベゼル)を減らしたことで、旧機種の「iPhone11」と比較して本体サイズを15%小型化することに成功しており、その恩恵を受け本体の厚さは11%薄くなり、重さは16%軽量化しました。

本体のデザインは全体的に角張っており、「iPhone 5」などに近いものとなっています。また、SoCは最新の「A14 Bionic」を採用しています。

アウトカメラは旧機種の「iPhone 11」と同様に、超広角と広角のデュアルレンズの構成です。どちらも有効1200万画素で、開口部は超広角がF2.4、広角がF1.6。超広角レンズでは120度の視野角で撮影が可能です。

ただ、AirPodsなどのワイヤレスイヤフォンが普及したとして、有線イヤフォン「Earpods」の同梱が廃止され、電源アダプターも同じく同梱が廃止されました。(ケーブルは同梱されます。)

ストレージ容量と価格は、64GBが8万5800円、128GBが9万800円、256GBが10万1800円です。

「Pro」モデルには「LiDARスキャナー」を搭載して差別化。

Appleは併せて、上位モデルの「iPhone 12 Pro/Pro Max」も発表しました。アルミニウムボディーのiPhone12とは異なり、本体ボディーがステンレススチールになりました。本体カラーはゴールド、シルバー、グラファイト、パシフィックブルーの4色です。

「iPhone 11 Pro/Pro Max」の特徴の1つだった3眼カメラの搭載は継続しますが、Pro Maxの広角カメラのセンサーにセンサーシフト式の光学式手ブレ補正を採用しており、最長2秒まで手ブレを抑えた撮影が可能とのことです。

空間上の物体との距離を計測するセンサー「LiDARスキャナー」を新たに搭載しており、対象物との距離を数秒で測定できます。カメラ機能と併用することで、暗所でのピント精度の調節も瞬時で行えるとのことです。

ストレージ容量と価格は、128GBが10万6800円、256GBが11万7800円、512GBが13万9800円。Pro Maxは128GBが11万7800円、256GBが12万8800円、512GBが15万800円。

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