アップルが27インチiMac の新製品を発表しました。プロセッサーが第10世Coreプロセッサーに進化し、ストレージはこれまでのFusion DriveからSSDが標準搭載に変更されています。また、ディスプレイオプションにはPro Display XDR譲りのNano-textureガラスが用意されています。
CPUとGPUの変更点
新27インチiMacは、第10世代になったCoreプロセッサーの仕様によって3モデルがラインナップされており、それぞれ6コア3.1GHz(最大4.5GHz)のCore i5 / 6コア3.3GHz(最大4.8GHz) Core i5 / 8コア3.8GHz(最大5GHz)Core i7を搭載します。うち上位2モデルはオプションで10コア3.6GHz(最大5GHz)のCore i9を選択可能です。
GPUもRadeon Pro 500番台からRadeon Pro 5300番台へと変更されており、Core i5搭載の2モデルはRadeon Pro 5300(4GB GDDR6)、Core i7モデルはRadeon Pro 5500 XT(8GB GDDR6)を搭載。Core i7モデルのみオプションでRadeon Pro 5700(8GB GDDR6)もしくはRadeon Pro 5700 XT(16GB GDDR6)を選択出来ます。
ストレージの変更点
ストレージは、これまでのiMacではフラッシュストレージとHDDのハイブリッド仕様だったFusion Driveが標準搭載でしたが、より高速なアクセスが期待できるSSDに変更されました。
仕様表を確認した限りで気になるのは、最も安価な3.1GHz Core i5モデルのSSDが256GBとなっており、3.3GHz Core i5モデルは最大/2TB、3.8GHz Core i7モデルは最大8TBまでのSSDをオプションで搭載することができます。
RAMメモリとWebカメラの変更点
RAMはいずれも標準で8GB、オプションで最大128GBを選択可能になっています。また、FaceTime HDカメラの解像度が720pから1080pに変更され、有線LANポートもオプションで10GbEを選択可能になっています。
価格について
税別価格は、6コア3.1 GHz Core i5搭載モデルが19万4800円、6コア3.3 GHz Core i5搭載モデルが21万6800円、8コア3.8 GHz Core i7搭載モデルが24万9800円。オプションのNano-textureガラスを選択すればプラス5万円になります。本体性能に関わるオプションをすべて最高にした場合(Core i9、128GB RAM、Radeon Pro 5700 XT、8TB SSD、10GbE、Nano-textureガラス)の価格は89万9800円です。