Visaのタッチ決済が交通機関等でも利用可能に!

タッチ決済を積極的に推進するVisaが、公共交通機関の決済にも乗り出しました。7月29日に、茨城交通が運行する勝田・東海-東京線の高速バスで、タッチ決済の取り扱いを開始しており、PayPayやアリペイ、LINE Pay、楽天ペイなどのQRコード決済と併せて、利用可能になっています。

Visaによると、海外では対面決済の3件に1件がすでにタッチ決済となっているとのことです。海外では、国際観光都市を中心に、200以上の都市が公共交通機関でタッチ決済を導入しています。現在約500のプロジェクトが進行中となっており、現在進行形で世界中で導入されています。

Suicaと比較した際のメリットは?

もっとも国内ではJR東日本のSuicaと、それに互換性を持つ各社の規格が交通系の非接触決済手段として普及しています。海外からやってくる旅行者はともかくとして、日本在住者にとって、Visaのタッチ決済が交通系に導入されるメリットはあまりないように感じてしまいます。

Visaのタッチ決済では、三井住友カードの決済プラットフォーム「Stera」を活用し、乗車前のゲートでカードが有効かの簡易チェックを行い、乗車中に正式な有効性チェックします。そして、下車時に金額を確定させるという処理を行う。QRコード決済などと違い、下車時に金額を確定させるので、フレキシブルな料金体系での提供が可能です。ロンドンでの例のように1日の上限金額を設定したり、周遊券なども実現できます。

Visaのタッチ決済に対応したカードは、3月末に2390万枚を発行されています。1年前の700万枚から比べると3倍以上に急増しています。利用できる加盟店も急速に増加しており、7月にセブン-イレブンが全国導入したことで、コンビニの70%で利用可能になっています。

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