Microsoftは「Office 365」のチームコラボレーションサービス「Microsoft Teams」での“バーチャルインタラクション”をより快適にするための一連の新機能を発表しました。
新型コロナウイルス感染症対策でWeb会議の利用が必須になりつつある中、Teamsに寄せられたフィードバックを反映したものとしている。その中の「Togetherモード」はWeb会議特有の疲労感の一因であるグリッドビューの問題の解決策として開発されました。
Together Mode、Dynamic Viewを追加
ビデオ会議の表示方法としては、「分割ビュー」などと呼ばれる出席者のWebカメラで撮影している動画を1つのウインドウのなかに複数表示するかたちが一般的ですが、Together Viewでは、出席者のWebカメラで撮影されている動画から、背景を切り替えたり、ぼかしたりするのと同じAIを利用した手法で人物だけを切り出し、その動画をシアターやカフェにいるような背景に1つ1つ貼り付けていくという仕組みになっています。
これにより味気ないビデオ会議のビューをより楽しいものに変えることができます。Together Viewは8月に導入される予定です。
もう1つのDynamic Viewは、会議に利用しているコンテンツ(例えばPowerPointやWebブラウザでの資料表示)や、誰がしゃべっているかなどに合わせて動的にビューを変更していく機能のことです。従来はしゃべっている人を「ピン」で指定すると、その相手で大きく表示されていましたが、Dynamic Viewではその必要がなく自動でしゃべっている人が大きく表示されたり、プレゼンの資料が大きく表示される機能です。
その他追加機能
この他、共有コンテンツとそれを発表する参加者を並べて表示する機能などを含む「Dynamicビュー」、会議に参加する前にビデオフィルターで照明とカメラの焦点を調整して外観をカスタマイズする機能、投票機能などを含むメッセージ拡張機能、自分の画面に絵文字のリアクションを表示する「Liveリアクション」、Cortanaの参加など、多数の新機能が段階的に追加されていく見込みです。
また、詳細な情報が出てきた際にはご紹介致します。