自然な言語翻訳が可能と話題になっていたドイツのスタートアップ企業が展開する機械翻訳サービス「DeepL」の有料版「DeepL Pro」の提供を国内向けにも始めました。個人・チーム向けにそれぞれ3プランを用意しており、月額1200円から利用可能です。また、ソフトウェア開発者向けに、製品やサービスにDeepL翻訳を利用できる「DeepL API」プランも提供します。
DeepLは、2017年8月に提供を開始したディープラーニング活用の翻訳サービスで、ブラウザやPCのアプリケーション上から文章を翻訳でき、「Microsoft Word」や「PowerPoint」ファイルをそのまま翻訳することも可能なところが強みです。英語やドイツ語、フランス語などに対応しており、20年3月には日本語と中国語の翻訳にも対応していました。
有料プランの概要
有料プランは下記の3種類用意されています。
①Starter
StarterプランではWordやPowerPointのファイルなどを1カ月に5個翻訳可能。
・月額1200円(年額9000円)、
②Advanced
AdvancedではWordやPowerPointのファイルなどを1カ月に10個翻訳可能。
「Memsource」や「Across Translator Edition」などの翻訳支援ツールにDeepLを埋め込む機能も使用可能。
・月額3800円(年額3万円)
③Ultimate
UltimateではWordやPowerPointのファイルなどを1カ月に20個翻訳可能。
・月額7500円(年額9万円)
「Memsource」や「Across Translator Edition」などの翻訳支援ツールにDeepLを埋め込む機能も使用可能。
④DeepL APIプラン
JSONベースのREST APIを提供
・月額630円に加え、翻訳した文字数に応じて追加料金(100万文字あたり2500円)
フリープランとの違いは、翻訳時の文字数上限がなくなる他にも、原文に対する訳語を自由に設定できる「用語集」機能を無制限に使用できることです。また、セキュリティも強化しており、DeepLのサーバーとのやり取りは常に暗号化されており、入出力したテキストはユーザーが訳文を閲覧した後削除するとのことです。
また、30日間の無料体験も可能ですので気なる方はぜひチェックしてみてください。