モバイルバッテリーやスピーカーなどを開発・販売するアンカー・ジャパンは、Amazon.co.jpで販売している同社製品に、不当に低いカスタマーレビューが大量に投稿されたと発表しました。悪意ある第三者が、製品の信用低下と販売機会の損失を狙った可能性があるという。同社はこの旨をアマゾンジャパンに報告済みで、当該レビューは全て削除されております。
対象製品は、会議用Bluetoothスピーカー「Anker PowerConf」。内容は明らかにされていないが、タイトルと内容が全く同じ「1つ星」のレビューが大量に投稿されたと発表しています。
悪評レビューの詳細について
投稿があった時期は3月27日~28日で、この2日間の1つ星レビューの数は、過去の5週間(2月23日~3月21日)に同社製Bluetoothスピーカーに投稿された、1つ星レビューの週平均の20倍以上だと発表しています。。
アンカー・ジャパンは投稿を確認後、アマゾンジャパンに報告したが、4月上旬に以前はみられなかったアカウントが同様のレビューを再投稿したとしています。現時点では悪質なレビューはすでに削除されており、同製品の評価の平均値は星4.4、1つ星レビューは全体(348件)の3%となっています。
アンカーはさらに、他のメーカーが製品の無償提供や報酬と引き換えに、「5つ星」レビューの投稿を外部に依頼し、製品の売れ行き拡大を試みていることを確認したと報告しています。
まとめ
Amazonのレビュー爆撃(悪評レビュー)はたびたび話題に上がっており、メーカーによっては、レビュワーに報酬を支払うことで競合他社製品の評価を下げる企業もいると噂されています。
Amazonでの評価を操作することは、難しいことではなくなってきてしまっています。そのため、Amazonで買い物をする際には、Amazon内のレビューを信用しすぎるのは、非常にリスクが高い状況になっていますので、購入前に別サイトで確認する方がよいかもしれません。