データの高速な読み書きが可能なSSD。パソコンに搭載すれば、OSの起動時間やゲームの起動時間の短縮やデータのコピー高速化を行うことが出来ます。外付けタイプであれば、軽量のタイプもあり、気軽に持ち運べるので便利です。
そこで今回は、おすすめのSSDを内蔵型と外付けタイプに分けてランキング形式にてご紹介致します。また、選び方ついても解説を致しますので購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
SSDとは?
SSDとはソリッドステートドライブ(英語: Solid State Drive, SSD)の略称で、PCのOSやデータファイルを格納しておくために必要なパーツのことです。
発売当初に比べると最近ではかなり安価になっているため、ノートパソコンにも搭載されていることが多くなっております。
もしかしたらあなたが業務や自宅で使用しているPCにも実はSSDが搭載されているかもしれません。
SSDの特徴
SSDは本体内部に半導体メモリを搭載しております。イメージとしてはUSBメモリを大型化したものです。また、HDD( Hard Disk Drive )とは違い、内部にディスクなどの物理的に動作するパーツがないので、衝撃に強く静音性に優れています。
同じ容量のHDDと比べると(容量単価は)高価になってしまいますが、高速な読み書きを実現出来るため、作業時間の短縮を行うことが出来ます。
私自身、最初にSSD搭載PCを使用した時には、OSの起動時間が短観速度で10倍速くなった印象を受けました。
SSDの種類
2.5インチSSD
内蔵SSDのなかで最も一般的なのは2.5インチSSDです。現在販売されている中では、非常に多くのノートパソコンに採用されています。ラインナップも非常に豊富で、低価格なモデルからハイエンドの製品まで幅広く販売されているのが特徴です。
接続規格にはSATA(Serial ATA)を用い、その横には電源供給用の端子が搭載されています。M.2 SSDと比べると少し速度は劣りますが、汎用的な端子のため、対応しているマザーボードが多く搭載するパソコンを選びません。
また、一般に広く流通しておりますので低価格な製品も多く、コスパに優れた製品が多いのも魅力です。内蔵HDDと同じ接続端子なので、古いパソコンからの換装も簡単です。
M.2SSD
最初にM.2 SSDが登場したのは2014年頃です。発売当初は現在の倍以上の価格でしたが、SATAやPCI Expressなどのさまざまな接続規格に対応していることや、半導体の価格下落に伴い、価格がお手頃になったため、広く普及し始めました。
また、2.5インチSSDよりもサイズが小さいので、モバイルノートパソコンやタブレットなどへ搭載されることも増えて来ております。
接続方法はマザーボードの拡張端子に直接接続するだけです。また、サイズごとに種類分けされており、Type2280・Type2260・Type2242の3種類が存在します。現在主にモバイルPCやタブレットに搭載されているSSDは、Type2280が多いです。
高性能で場所を取らないコンパクトさから、最近ではデスクトップ用のマザーボードにも採用されています。ただし、非常に高温になりやすい製品でもありますのでヒートシンクを装着しての使用が必須になっております。
SSDの選び方
①容量を選ぶ
SSDを選ぶ際の最も重要なポイントは容量かと思います。128GBから2TBまでの製品が主流です。ラインアップの中には3TBを超える容量の製品もありますが、かなり高額になってしまいます。。容量は多い方が良いかと思いますが、予算との兼ね合いを考えて用途に合った最適な製品を選びましょう。
購入したSSDにOSやシステムファイルのみを保存し、パソコンを高速化することのみが目的であれば、128GB~256GBの容量があれば十分です。 ゲームや高画質な動画等の大容量なデータを保存したい方は516GB以上の製品がおすすめです。 また、予算が許すのであれば1TB 以上の製品を購入するのがオススメです
②接続方法を確認。
SATA接続
SATA(Serial ATA)は、多くのパソコンやゲーム機器に採用されている記憶装置を接続するための規格です。PS4のストレージもこの規格に対応しています。SATAにはいくつかバージョンがありますが、現在は最新の「SATA 3.0」が主流になっています。
SATA 3.0は最大6Gbpsでの通信が可能になったことから、「SATA 6Gb/s」と表記されている場合もあります。
また、SATAを小型化した「mSATA」規格や「MiniSATA」も存在しますが、製品数もあまり豊富ではなく、覚えておく程度で問題ありません。
M.2SSD
M.2接続は、パソコンのマザーボードの拡張端子に直接接続するタイプのSSDです。SATA 3.0やPCI Expressなどの通信方式に対応しています。
PCI Express対応のSSDであれば、SATA 3.0方式の約1.6倍にあたる10Gbpsでの高速な通信が可能です。そのなかでも「PCI Express 4.0×4+NVMe」という最新の規格に対応した製品はより高速な通信を可能にします。
ただし、マザーボード側も同等の通信方式に対応していなければ性能を発揮できないので注意が必要です。購入前にSSDの接続方式とマザーボード接続端子の両方をしっかりと確認しておく必要があります。
※確認せずに購入して後悔した人を私はたくさん知っています。。
ライターオススメSSDランキング(内臓型)
ライターオススメSSD 5位
サンディスク(SanDisk) Ultra 3D SDSSDH3-1T00-G25
250GB・500GB・1TB・2TBの4モデルをラインナップするサンディスクの2.5インチSSD。メーカーによる動作確認済みということもあり、PS4への換装にも最適です。SDカード等も作っているメーカーですのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
シーケンシャルリードは最大560MB/秒で、同ライトは最大530MB/秒。250GBモデルは、同リード550GB/秒・同ライト525GB/秒になります。比較的価格が安めの製品なので、予算を抑えたい方にもおすすめです。
ライターオススメSSD 4位
クルーシャル(Crucial) MX500 CT1000MX500SSD1/JP
「MX500」は、内蔵SSDの定番ともいえる人気のロングセラーシリーズです。容量は最大2TBまでのモデルをラインナップ。フラッシュメモリにMicronの3D NANDフラッシュを採用し、少ない消費電力で高いパフォーマンスを発揮します。
最大読み込み速度は560MB/秒で書き込み速度は510MB/秒。徹底的な検証テスト・品質テストを実施した信頼性の高さも魅力のひとつです。
無料で公開されている「Crucial SSDインストールガイド」を参照すれば、はじめてSSDを取り付ける方でも簡単にストレージの交換ができるため、初心者の方でも問題なく交換出来ます。
ライターオススメSSD 3位
非常にコスパの高いSSDです。同シリーズからは、240GB・480GB・960GB の3つのモデルがラインナップされております。
最大読み込み速度は550MB/秒で書き込み速度510MB/秒に対応しております。
フラッシュメモリには1セルに3ビットの情報が保存でき、比較的安価な「3D NAND TLC」を搭載。価格がかなり抑えめなので、古くなったパソコンやPS4への換装にも最適です。
ライターオススメSSD 2位
シーゲート(SEAGATE) FireCuda 520 ZP1000GM3A002
プロのゲーミング環境での使用を前提に開発されたM.2 SSD。前世代のモデルよりも約45%高速化されています。通信方式は「PCI Express 4.0×4」に対応し、フラッシュメモリには最新の「3D TLC NAND」を搭載。
容量は500GB・1TB・2TBの3モデルがラインナップされています。シーケンシャルリードは全モデル最大5000MB/秒です。また、書き込み速度が異なるモデルがあるので注意しましょう。
総書き込み容量は最大2600TBWと耐久性に非常に優れています。専用ソフト「SeaTools」は無料で使用でき、ドライブの監視やファームウェアのアップデートなどが可能です。
ライターオススメSSD 1位
サムスン(Samsung) 970 EVO Plus MZ-V7S1T0B/EC
サムスンのM.2 SSD。同社の「970 EVO」の後継モデルで、フラッシュメモリには最大40%以上の性能の向上を実現する「V-MAND」を搭載しています。
容量は250GB・500GB・1TB・2TBの4つのモデルをラインナップ。通信方式は「NVMe/PCI Express」に対応し、シーケンシャルリードは全モデルで最大3500MB/秒と高速です。
TBWは1TBモデルで600TBWと高い耐久性を示しています。長期間安心して使用可能。専用ソフトによるドライブの管理にも対応しています。
ライターオススメSSDランキング(外付け)
ライターオススメSSD 5位
WD ポータブルSSD WDBMCG0010BBT-WESN
本体サイズは90×60mm×17mmで重量は「約53g」です。
HDDメーカーや内臓型SSDメーカーとして有名な「Western Digital」が販売している外付けSSDです。ケーブルが既に繋がっている一体型の外付けSSDなので、持ち運ぶ際にコンパクトなのが魅力の一つです。
また、躯体外部は衝撃を吸収しやすいゴムバンパーを搭載しており、耐久性にも優れています。
容量は500GB・1TB・2TBの3モデルがあります。 ケーブル内臓型の製品だからか競合製品と比べて少しお高めなのが残念なところです。
ライターオススメSSD 4位
BUFFALO ポータブルSSD SSD-PG1.0U3-B/NL
バッファロー独自の新設計のコネクター形状が採用されているので、USBコネクターをしっかり接続し、使用中に抜けたりしにくくなっています。本体底部にもバッファロー社にて特許出願済み独自衝撃吸収材を配置しています。
アメリカ国防省が制定する「MIL規格」に準拠した優れた堅牢性も魅力です。サイズは約117×75mm×11.5mmです。
付属品としてはUSB Type-Aケーブルを同梱しています。容量は120GB・240GB・480GB・1TB・1.9TBの5つのモデルがラインナップされています。PS4メーカー動作確認済みモデルなのでPS4用外付けSSDとしてもオススメです。
ライターオススメSSD 3位
I-O DATA ポータブルSSD SSPH-UA960NV/E
本体サイズは80mm× 80mm×15mm重量は「約61g 」の製品です。 四隅と表面をシリコンラバーで覆い、優れた堅牢性を実現する外付けSSDです。容量は480GBと960GBの2モデルがあります。
USB Type-AケーブルとUSB Type-Cケーブルの両方が同梱するので接続するデバイスを選びません。「PS4接続ガイド」が付属するので、初めてPS4に外付けSSDを接続する初心者の方にもおすすめです。
ライターオススメSSD 2位
SanDisk ポータブルSSD 1TB SDSSDE80-1T00-J25
本体サイズは49.55mm x H 96.20mm x D 8.85 mm、重量は「約40g」と外付けSSDの中では最軽量クラスの製品です。 容量は500GB・1TB・2TBの3モデルがあります。 ただ競合製品に比べて少し価格はお高めなのが残念です。
最大2mの高さからの落下にも耐えられる優れた堅牢性 に加え、 IP55準拠の防滴性と防塵性を備えていることが魅力です。
また、3分間の水流(30kPs)に耐えることがテストされており、通常の使用環境において正常動作に有害な影響を及ぼすほどの粉塵が中に入らない性能が確保されています。
※耐衝撃性(最大 1500G)、 耐振動性(5g RMS、10-2000HZ)、耐温度(-20〜-70℃)。
ライターオススメSSD 1位
Samsung T5 1TB USB3.1 Gen2 MU-PA1T0B/IT
本体サイズは85×57×8mmの名刺サイズで重量は約58gと外付けSSDの中では非常に軽量なモデルです。軽量でコンパクトなので持ち運びにも便利です。容量は500GB・1TB・2TBの3モデルがあります。
最大2mの高さからの落下にも耐えられる優れた堅牢性も兼ね備えています。
シーケンシャルリードは最大1050MB/秒で、同ライトは1000MB/秒を実現。USB Type-C to Type CケーブルとUSB Type-C to Type Aケーブルが同梱するので、追加でケーブルを用意する必要がないこともオススメポイントです。
まとめ
現在は非常に多くのメーカーからSSDが発売されており、どの製品を選んだら良いか迷っている方もいらっしゃると思います。そんな方のSSD選びの一助になれば幸いです。SSDも年々価格も下がりつつありますので古いパソコンでもSSDに換装すれば、十分快適に使用可能です。 どうしても決めきれな方はとりあえず安価なもので試してみるのもいいかもしれません。